「いつやめんの」。学童保育指導員として初めて現場に足を踏み入れた初日、あるこどもから言われた初めての言葉です。今からもう20年以上も経つのに、鮮明に覚えています。その言葉の重さが理解できたのは、それから何年も後になってからでした。「卒業式の日までにはいるよー」と軽い気持ちで答えてから時が経ち、卒業式当日に。晴れ着姿の彼女が言ったのは「約束守ったなあ」。「この仕事を続けていた」ことを、彼女は数年間大切に大切に抱き続けていたのでした。放課後の時空間。その場に居続ける大人。存在感や影響力、責任、安心感といった言葉では言い切れないほどの「重さ」と「深さ」と「意味」に気付かされたものでした。
現役時代、私はこどもたちの「キラリと輝く姿」に何度も救われてきました。その一方で、どうにもならない現実の前で立ち尽くした日も、自分の無力さに胸が締めつけられた夜も、数えきれないほどありました。私自身、こどもや保護者と行う、遊びや行事活動の中で得た、何物にも代えがたい喜びや達成感、一方でこの上ない虚しさや苦しさなど一筋縄ではいかない思いを“肌感覚”で経験した一人です。そんな中で気づいたのは、「現場の課題を、現場「だけ」で解決するには限界がある」ということでした。
時間や保育などに「待ったなし」に追われ、心身ともくたくたになりながらも「これでいいのか」「どうしたらいいのか」と自問自答する日々。そんな「正解のない世界」の中で、自分自身のかかわりや姿勢に「確信」を持つ難しさもよく知っています。そういうときこそ「外」の力が必要です。自分自身だけで抱え込まず、その心うちを「言葉」にし、問い直し、学び合うことで、これまで気付かなかったあの時のあの子の姿や思い、また保護者の生活背景や切実な本音や願いが立ち上がったとき、知らず知らずのうちに「ぶれていた自分」にはっきり気付き、元に戻して、胸を張って力強く元気に踏み出していけるものです。自分が自分自身と出会い直し、より自分らしくいられるとき、こどもも安心して自分をひらき、本来の姿で輝き始めます。
『こどもの権利条約』の精神を基盤にしたのも、こどもを理解し、こどもがこども時代を安心して謳歌できるためには必要不可欠で避けて通れない理念だからです。目の前のこどもへのまなざしや言動が偏り曇ってきたと感じるとき立ち返るのは、『こどもの権利条約』でした。
放課後AES合同会社は、研修・訪問、そしてクラブや法人、行政のみなさんとの継続的な支援協力などを通して、こどもも大人も「輝ける放課後」を目指す、私一人の会社です。今を懸命に生きているこどもたちやみなさんの声に耳を澄ませ、一人ひとりの背後にある必然性と「同じ」を理解し、一人ひとりの可能性がひらいていくプロセスに寄り添いながら、丁寧に、私自身も自己研鑽を続けながら、未来への希望を共につくっていきます。
共に歩んでいきましょう。

会社案内
理念・方針に根差した活動を行います。
会社概要Company Profile
| 会社名 | 放課後AES合同会社 |
| 代表社員 | 田中 一将(たなか かずまさ) |
| 所在地 | 滋賀県甲賀市水口町山上746-1 |
| 設立 | 2026年4月1日 |
| 事業形態 | 一人会社(代表社員による運営) |
| 主な活動内容 |
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| 理念 |
子どもも大人も「キラリと輝く」放課後をつくる。 『こどもの権利条約』を土台に、支援者とともに歩む伴走支援を行う。 |
代表社員紹介
理念・方針に根差した活動を行います。
経歴などHistory
| 氏名 |
田中 一将(たなか かずまさ) 1976年生まれ。 滋賀県湖南市菩提寺学童保育所みちくさクラブ統括主任支援員として23年間勤務し、 現場での育成支援の傍ら、子どもの理解とはたらきかけや関係性支援・実践記録・保護者支援・支援員育成を専門に活動。 また関係団体とも積極的に連携し、執筆活動や全国の研修・巡回支援事業・研究発表等を行っている。 |
| 主な実績 |
など... |
| 著書・論文 |
など... |
| 研修など |
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| 趣味・特技 | けん玉、コマ、光る泥だんごづくり、オリジナル遊びをつくること、息子と遊ぶこと、野球など運動全般、ギター、読書、音楽鑑賞、絵をかくこと、トイレ掃除、漫才鑑賞 |