その他
現場に出て、生活を共に見る
長い長い、暑い暑い夏休みを終えられ、現場のみなさんは大きく安堵されていることと思います。
この時期は、どっと疲労が呼び戻されて、体調を崩してしまいやすいんですよね。私もその一人でした。
どうか一人で抱えずに、周りの仲間や、私たちAESも頼ってくださいね。
さて、4月からこの会社を始めて、早や半年。
この間、多くの現場関係者や運営者のみなさん、行政担当の方々と、研修や活動を通して知り合うことができました。
そして、30を超えるクラブや施設を訪問してきました。
そこで改めて思ったことがあります。
やっぱり、自分の足で現場に出向くことは大事だなあ。
そしてもう一つ。
AESにしかできない支え合いの形があるんじゃないか。
ということです。
30を超えるクラブを訪問しましたが、1つとして同じ環境のクラブはありませんでした。
部屋の広さも違う。
子どもたちも違う。
職員の人数も違う。
地域も違う。
施設のつくりも違う。
むしろ、どのクラブも魅力的で、どのクラブも課題を抱えておられる。
当たり前っちゃあ、当たり前です。
そして、みなさん言われるんです。
「こどもが、もう少し○○だったら……」
「指導員が、もう少しいたら……」
「もっと外遊びの場所が広かったら……」
と。
同じ環境ではない分、30か所あれば30個の課題がある。
でも、私は最近、そこだけを見ていてはいけないんじゃないかと思うようになりました。
もちろん、困っていることは一緒に考えたい。
でも、その前に、
今あるモノを活かせないか。
今あるコトを整理できないか。
今いる人の見方を豊かにできないか。
そんなことを、もっと大事にしたい。
例えば、部屋に入った瞬間、
「あ、ここはちょっと危ないな」
と感じることがあります。
逆に、
「あ、ここは大丈夫だ」
と感じることもあります。
でも、「なんとなくそう感じました」で終わらせたくはありません。
なぜそう感じたのか。
子どもたちはどう動いているのか。
職員はどこに立っているのか。
モノはどこに置かれているのか。
人と人との距離はどうなっているのか。
そしてそこに、どんな生活が生まれているのか。
一つひとつ見ていく。
そして、感じたことを言葉にしてみる。
考えてみる。
現場のみなさんと、一緒に考えてみる。
私は、これがAESの仕事なんじゃないかと思い始めています。
「支援する」のではなく、「生活を共に見る」。
外から「こうしてください」と答えを持っていくのではなく、
「私はこう見えました」
「ここは、どうでしょう?」
「この子の姿を、私たちはどう捉えましょう?」
と、一緒に考える。
そして、その現場にすでにあるものを見つける。
使えるものは、もっと使う。
なければ、つくる。
そうやって、その場所で暮らす子どもたちと職員のみなさんが、自分たちの力で次の一歩を見つけていく。
そんな仕事を、AESは大切にしていきたいと思っています。
4月から半年。
まだまだ小さな会社です。
でも、30を超える現場に足を運んだからこそ、少しずつ見えてきたものがあります。
それは、「正解のクラブ」が一つあるわけではないということ。
その場所には、その場所の生活がある。
その生活には、その生活の魅力がある。
そして、その中には、まだ活かしきれていない「モノ」や「コト」や「人」が、きっとある。
それを一緒に見つけていく。
そのために、これからも私は現場に出ます。
子どもたちと遊びます。
職員のみなさんと話します。
感じたことを、考えます。
そして、それを言葉にして、また現場に返していきます。
現場に行ってなんぼ。
結局、私はそういう人間なんだと思います(笑)。
そして、そんな私が始めた会社だからこそ、
AESは、現場とともに、生活を見ていきたい。
そう思っています。
今後、新しいことにもトライしていく予定。
キーワードは「遊び」。乞うご期待!